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2017年09月20日

ツールド東北 in 石巻の巻

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ツールド東北 in 石巻の巻

みなさん、おはようございます。仙台税理士・公認会計士の伊藤宏平です。

さて、9月3連休の17日(日)にツールド東北に出場していきました。

この大会は、被災地を風化させないためyahooや河北新報が主催者となって震災以後スタートしたロードバイクのファンライド(競争なし、順位なし)のイベントです。

私は、今回で3回目の出場となります。もともとトライアスロンをやっていた影響からロードバイクに乗って遠くまでいける大会がこの宮城にできたことはとてもうれしく感じています。

震災復興だけでなく、もともと関東に比べて東北地方において遊べるイベントが沢山あるっていうのはすごーくいいことですよね。

大会専用の駐車場に行くとたくさんの車が止まっています。東北の青森はもちろん南は静岡など遠くから沢山の方が参加しています。私が言うことではありませんが東北人としては、とてもありがたいことです。宿泊、道中の飲食、大会費用などなど東北の経済に沢山貢献してもらっていますので。

このイベントは、複数のコースを事前にエントリー段階で選択します。

1.気仙沼フォンド 220km

2.南三陸フォンド 170km ←今回選択したコース

3.北上フォンド  100km

4.女川・雄勝フォンド 65km

上記以外にも家族で参加できるコースや松島周回コースなんかもあるようです。

今年たくさんのライダーが出場していました。どのくらい出場したのか把握できていませんが昨年でもすべてのコース合わせて4,000人程度と聞いていました。

すごい光景ですよ。ロードバイクが4,000台もコースは違えど走行するんですから。あの日のロードバイク全部のお値段は数億円規模でしょうね。安価なものもあるのですが私が見ている限り相当手をかけている感じがありました。完全に大人の趣味ですよ。

さて、このイベントですが、私は今回で3回南三陸フォンドにエントリーしていますが前々回、前回ともに雨の中ライドした記憶が強く今回もそうなるのかなぁ~と不安が若干ありました。週間天気予報を見ると台風が接近しているしこのイベントは、季節的なものもあるのでしょうが天候不順に当たりやすい感がありました。

案の定、台風が日本縦断ということもあり雨風が強くなるという予報が発令されました。

大会運営側も苦渋の選択だったと思います。大会の日の15時から天気が崩れるとの予報から12時でゴールできるように臨機応変な対応するため、最長で100kmのコースに変更を余儀なくされました。

私のエントリーした南三陸フォンド170kmは、女川・雄勝フォンド65kmに変更となりました。昨年は土砂降りの雨の中スタートして多くの方が転倒、タイヤのパンクがあったため運営側としても、リスク管理を徹底していました。下り坂は簡単に60km/hくらいのスピードがでますからね。転倒したらただじゃすみません(汗)。このイベントではなく趣味でロングライドしている時に一度スピードは出ていないとはいえ転倒したことがあります。相当怖いですし、転倒した時お尻から落ちましたがアザができました。

そうしたリスクを考えると運営側の判断は色んな意味で英断だったと感じています。

さて、当日の朝4時30分起床、天気は晴れ、やや台風の影響がきているのか風は強い状況の中、各コースのスタートが5時30分から順次始まりました。私のエントリーしたコースも6時から集合して順次スタートしましたが多くの方がエントリーしていたため実際にスタートしたのは1時間後の7時でした(笑)。

石巻専修大学スタート前

 

 

 

 

 

 

軽快にスタートしたものの向い風が強く思いのほかスピードがでません(汗)。普段、30km/h位ですがこの日は25km/h程度が限界。素人かつ人力の限界です(笑)

スタートして20km地点で最初のエイドステーション(休憩所)があります。JR女川駅が最初の地点です。ここではたくさんのボランティアの方が前日からライダーのためにさんまのつみれ汁を作って迎えてくれました。他にも女川町長の須田さんもボランティアTシャツを着て誘導する棒を持ちながらエールを送ってらっしゃいました。

女川エイドステーション

 

 

 

 

 

 

最初の20kmは比較的平坦なコースですがここから先は山道を上り下りの連続です。足を消耗する地点です。

この最初の関門をくぐると待っているのが絶景の景色です。これは実際に生で見ないと伝わらないかもしれません。上り切った達成感があります。

思わず一緒にライドしたメンバーとパシャリ。

 

 

 

 

 

ここから次のエイドステーションまで下りが続きます。スピードを出し過ぎてハンドル取られたりスリップ、コーナリングできずに崖に突っ込んだりしないように最善の注意が必要です。

30分程度経つと次の40km地点の雄勝地区のエイドステーションがありました。

疲れたライダー達を再び多くの地元の方やボランティアの方々が出迎えてくれます。これは本当にありがたく感じました。

ここでは、雄勝の特産品となるホタテ焼きを振舞ってくれました。他にも地元の演奏者達が太鼓の演奏までしてくれます。余りの迫力にしばらく見入ってしまいました。

地元の太鼓奏者の模様

 

 

 

 

 

 

台風の影響に伴うコース変更で65kmになったため、もう折り返し地点です。残るところ25km。

ここからまた上りがしばらく続きます。

ひぃひぃ私が言っている横を毎年このイベントのゲストライダーとして来ている「道端カレン」がスイスイとしかもかなりのスピードで上っているじゃないですか!!あれには参りましたね。ミーハー根性で追いかけようと意気込みましたが体脂肪がしっかりのった中年のおじさんがあんな体も軽いだろうなと思わせるスタイルの良い女性に追いつくわけもありません。むなしく上りをひぃひぃ言いながら上り切りました。

上りが終わり石巻の平坦な河川敷を走り切り最後はフィニッシュ!!

距離にして65km、時間にして3時間、休憩40分程度でゴールしたのは11時。晴れ間もあり雨も全く降らず最高のライドをすることができました。

 

 

 

 

 

 

 

これも大会運営側の英断があったからです。本当はもっと沢山エイドステーションがあり多くのボランティアの方々が前日から食事などを準備してくれていたのを考えると悔しかったのはライダーよりも運営側だと感じます。でも私が走行したコースで大きなトラブルもなく安全で楽しくイベントに参加できたので良かったなというイメージを持ちました。

来年以降もまだイベントは続くのでこのリベンジは来年に活かしていただければと思います。自然には誰も逆らうことはできません。その自然とうまく共存していくことが重要だと感じた大会でもありました。

本当に大会運営側のボランティアの方々、そして声援をくれた地元の方々には感謝で一杯です。

震災して復興している町を見ることができますし参加することで被災地の復興の一助にもなりますのでみなさんも来年出場してみてはいかがでしょうか?

~編集後記~

このイベントに向けて思い通りロードバイクの練習ができなかったのが悔やまれます。ただ最後まで漕ぎぬいた自分の足と相棒には感謝します。

練習が思い通りできない中よくぞ最後まで頑張ってくれた自分の足(笑)
相棒のウィリエール-GTRです。ホイールはレーシングゼロです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

仙台税理士・公認会計士の伊藤宏平でした。

それでは、また。