みなさん、おはようございます。仙台税理士・公認会計士の伊藤宏平です。
先日、会社の方とお話をしていました。
するとその方は、「毎月の社会保険って高いですよね。社会保険が高いから手取りも減るし何とかならないもんですかね?」と。
最初、説明しようかと思ったのですが、バカまじめに説明してもなぁ~と思い、思わず「そうですよねぇ~」とその場を回避してしまいました。
みなさんは、社会保険ってどう思いますか?
確かに収入のおよそ28%を労使折半するわけですけど。
そもそも労使折半で会社が半分も負担してくれる時点で凄いことじゃないですか?
国民健康保険であれば全額自己負担ですからね。
また、社会保険の保障内容も素晴らしいと思います。
例えば、以下の保障があります。
保険事故 | 給付内容 | 被保険者の保険事故に対する保険給付 | 被扶養者の保険事故に対する保険給付 |
疾病・負傷 | 医療給付 | 療養の給付 | |
入院時食事療養費 | 家族療養費 | ||
入院時生活療養費 | |||
保険外併用療養費 | |||
療養費 | |||
訪問看護療養費 | 家族訪問看護療養費 | ||
移送費 | 家族移送費 | ||
所得保障給付 | 疾病手当金 | ||
死亡 | 特別な出費に対する現金給付 | 埋葬料等 | 家族埋葬料 |
出産 | 出産育児一時金 | 家族出産育児一時金 | |
所得保障給付 | 出産手当 |
病気やけがをすれば、その療養費が保障されます。またその結果、働けなくなれば所得の保障もされています。
死亡すれば埋葬料も出ますし出産すれば育児一時金ももらうことができます。しかもこれらは全てではないですが扶養者に対しても保障されています。
これだけ社会的に保障されているのに加入したくないんですかね?と思ってしまいました。
保険事由が発生した時ほどありがたいなと感じるはずです。例えば、配偶者が子供を出産するための産前産後の休暇や育児休暇についても、給与が支給されるじゃないですか(出産一時金は国民健康保険も健康保険も40万円ほど支給されます)。
加入したくないと思うのは、ご自身が社会保険の保障内容を知らないからそう思うんでしょうね。
労使折半で自己負担しているのでそれくらい知っていれば冒頭のようなことって言えないかなと感じました。
個人事業主の方たちは、国保ですから社会保険ほどの保障はされません。
ということを率直に伝えてあげればよかったです。
加入できるものであれば加入すべきと思うのは私だけでしょうか?
仙台税理士・公認会計士の伊藤宏平でした。
それでは、また。