ブログBlog

2016年08月22日

リスクを察知する力【リスクマネジメント】

リスクを察知する力【リスクマネジメント】

みなさん、こんばんは。仙台税理士・公認会計士の伊藤宏平です。

さて、今日は、リスクを察知する力って重要だなぁ~と改めて感じたことを思いのまま書きたいと思います。

 

目次

【リスクが与える様々な影響】

リスクってみなさんどういう認識があるでしょうか?

単純に和訳すると「危険」という意味ですが、危険というのは常にどんなところにも潜んでいるものです。

例えば、交通機関を例にとると

  • バスであれば交通事故を起こしてしまうリスク
  • 飛行機であれば墜落するリスク
  • 船であれば沈没するリスク
  • 電車であれば脱線するリスク

このリスクが発生すると重大です。多くの人が亡くなってしまう可能性があります。

また、このリスクは連鎖するもので上記のリスクが発生した場合、運営する会社事態にも大きな影響を与えます。

遺族に訴えられる、行政処分を受けて事業停止となる、業績が低迷する、倒産するといった具合に連鎖する可能性があります。

それほど、リスクが与える影響は重大だと思います。

 

【リスクを事前に防ぐためには?】

こうしたリスクは、事前に防ぐことはできないのでしょうか?

答えは、ゼロにはできないが限りなく小さくすることは可能だと思います。

そんなの当たり前だと思う方もいると思います。

飲食業界を前提にすると、「食中毒」「異物混入」のリスクなんて当然に想定されるものだと思います。

しかし、それでも防ぎきれない実態があります。

例えば大手ファーストフードのマクドナルドなんてどうでしょうか?

飲食チェーンでいえば大企業です。こうしたリスクを想定していないわけがないと思いませんか?

しかし実際には、中国工場で緑色になった牛肉を使用していたり、異物混入する事態が発生しています。

何で防ぎきれなかったのでしょうか?

それは、常に発生もしくは変化するありとあらゆる可能性を想定することができていなかったのではないかと思います。

会社が成長していくためには、当然にしてコストにも目を向けなくてはいけないため、日本などでの工場よりも海外アジアに生産工場を設置した方が有利だと思います。

しかし、この場合、その国々の文化や国民性というのを徹底的に把握しきれなかったことも要因の一つだと思います。

時代や社会情勢に変化があれば当然にしてリスクも変化していくため、常に発生するありとあらゆる可能性を想定することが企業でいえば存続するために大事なことです。

 

【リスクが防ぎきれなかったら?】

リスクが起きてしまったとしたらみなさんどうしますか?

事前のリスク対応だけでなく、発生してしまった時のことも想定したリスク対応も考えておく必要があります。

この対処が悪いために企業が傾くことが多く発生しています。

よく、マスコミの囲み取材で太々しく謝罪したり、責任逃れをしたりと概ね傾いた会社の事後的な対応は悪いものです。

こうしたリスク対応というのは、会社の命運を分けるものです。

必ずリスクを防ぎきれなかった時の対応も想定しておくことが非常に大事だと思います。

 

【リスクを察知する力】

みなさんは、普段、リスクを察知していますか?

リスクを察知する力というのは、誰でも自然と持っているものです。

ただし、その力は、意識しないと鈍ってしまいます。

意識しているかいないかでまったく違うと思います。

今日、台風でJRが止まりました。

明日の朝、通常運行するかわかりません。

遅刻するわけにはいきません。

では、JRが運休もしくは遅延する危険性があるためどう対処すべきかなんて普段から意識していれば、みなさん言わずともわかりますよね。

通常運行すると思って行動している人は、もしかすると察知する力が弱まっているのかもしれません。

 

【まとめ】

どんなことにもそれぞれリスクは潜んでいます。

そのリスクをどれぐらい低くすることができるのか。

そのためには、リスクをどう想定すべきなのか。

リスクが防ぎきれなかった場合どう対応するのか。

そして、リスクを察知するアンテナを劣化させないことが重要だと思います。

【編集後記】

今日は、台風9号の影響でJRが運休になっていますね。

みなさんは、無事に帰宅できたでしょうか?

JRなど公共交通機関がマヒしてしまうと普段の公共交通機関の有り難さを改めて感じます。

少しくらいの遅延なんてかわいいものです。

仙台税理士・公認会計士の伊藤宏平でした。

それでは、また。